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2022.04.12
展覧会アーカイブ, コラージュプリュス展示, Exhibitions
「石から始まる」
「石から始まる」
長見有方、野々村直子
2022.4.12 (tue) – 4/17 (sun)
12:00-19:00(最終日は17:00まで)
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今週のコラージュプリュスでは、写真家の長見有方さん・陶芸作家の野々村直子さんによる二人展「石から始まる」を開催しています。
長見有方さんは北海道在住で、今回はアイルランド・アラン諸島の風景をモノクロフィルムで撮影した作品を展示。
野々村直子さんは、京都府在住で、今年3月にギャラリーマロニエさまで開催されたグループ展「新しい自分発見 土と色」のグループ「土に遊」のメンバーでもあります。
今回は白磁土と陶土で物と人に見立てた立体作品を多数並べています。
このお二人はいとこ同士だとか。長見さんも元々京都にお住まいであったそうです。
長見さんの作品で撮影されているアラン諸島は、アイルランド島の西に位置する島々で、イニシュモア島・イニシュマーン島、イニシィア島で構成されています。これらの島々は石灰質の岩盤でできており、強風が吹く気候。人々はその岩を削り石垣を作り、粘土を作るなどで工夫しながら生活をしているそうです。
人々の生活を支える岩・石。岩・石とともに生きる人々。それを写真と立体で表現しているような空間です。
ぜひご高覧ください。
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長見有方(アラン島の風景)と野々村直子(陶芸作品)の二人展
長見有方
1969年東京綜合写真専門学校卒業。
気になる町や場所をモノクロフィルムで撮り、
各地で写真展を開催。
野々村直子
2009年京都造形芸術大学通信教育陶芸コース卒業。
卒業後、土の可塑性を活かした作品を作り始め、主に
同窓生とのグループ展で発表。