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2012.03.06 展覧会アーカイブ, Exhibitions, 2012

「Myrrh」

会期:3月6日(火)~11日(日)

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同時代ギャラリーでは現在、
身体をモチーフにした平面作品を制作している福井伸吾と
アンティークのパーツを使った立体作品の三野彰太による
二人展「Myrrh」を開催しています。

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「Myrrh」(ミルラ)とは、「没薬」という意味でミイラの
語源ともなった言葉で、ミイラ作りの際に防腐剤として使用
されたり、儀式や神話などでは、生死に関係する重要なもの
として扱われたそうです。

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入口正面で堂々の存在感を放つ三野さんの鉛のドレスは、
実際にパターンを引いて、鉛のシートを裁断して作成されており
ドレープや縫い目まで繊細に表現されています。

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福井さんの作品は「手」と「光」が印象的で、
ずっと見ていると画面の中からにゅっと青白い手が伸びてきて
作品の世界に引きずり込まれそうな、リアルであると同時に
別世界を表現した作品が並びます。

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2人の作品が同じ時、同じ空間で共鳴しあい、
素晴らしい展示となりました。
ぜひ、ご高覧下さい。