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逢沢和子 回顧展
ギャラリー展示
【逢沢和子 回顧展】
会期:2020年6月30日(火)〜7月5日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日17:00迄)
本展は、昨年暮れに急逝された逢沢様のご主人様が企画されました。逢沢様のご友人、周りの方々の勧めやご協力もあり回顧展の実施を決められたそうです。
主に人物画を描いていたという逢沢様。本展では、学生時代の作品から2010年頃の作品まで、30点の日本画作品が並びます。100号以上の大作も数多く、見応えのある展覧会となっています。
黒や黄、青の背景の中に配置された人物は、その佇まいがより印象的に感じられます。衣服、椅子やテーブルなどの調度品もこだわっておられたそうで、細部まで一つ一つ丁寧に描かれているのがわかります。
ぜひご覧いただければ幸いです。
以下、会場の挨拶文と作家略歴———–
本日は、ご来場下さりまして誠にありがとうございます。
未曽有の「コロナ」禍の中、又、梅雨の足元の悪い真っ最中にも関わらず、お運び下さいましたこと有難く、感謝申し上げます。
「北欧ルネサンスの影響を受け、リアリズムを追求しているという逢澤。
日本画では表現しにくい肌のつやなどを、アクリル絵の具を加えることにより描写している。」
2001年7月19日朝日新聞夕刊の彼女の個展の紹介記事の切り抜きが残っておりました。
昨年暮れ、突然旅立ってしまった彼女の後に、あまたの絵画が額装されてじっと出番を待っておりました。
彼女の中学、高校、大学の友人の皆様や日本画制作を通しての親しい皆様の温かい励ましとご支援により、大変ご迷惑な時期ではございますが、「回顧展」開催に漕ぎつけることが出来ました。本日のご来場重ねて御礼申し上げます。
(飯島義裕)
〈略歴〉
1958年(昭和33年)岡山市に生まれる
1980年(昭和55年)嵯峨美術短期大学卒業
1982年(昭和57年)同、日本画専攻科終了
_________日展初入選(以後、83年、84年、85年、86年、90年入選)
1983年(昭和58年)新宿住友ビル第4回日本画ミニチュア―美術展優秀賞
_________京展入選
_________日春展入選
1985年(昭和60年)日春会第20回日春展 画題「精」奨励賞
1991年 (平成3年) 個展(ギャラリー三条)
_________個展(岡山、天満屋)
1993年(平成5年)個展(ギャラリー三条)
2001年(平成13年) 個展(ギャラリー中井)
2010年(平成22年) 北星会展(名古屋・電気文化会館)
2019年(令和元年) 12月26日 永眠(行年62歳)