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【沢本真理子のろう染め絵展】
【沢本真理子のろう染め絵展】
今週のギャラリービス
会期:2019年9月16日(月)~9月22日(日)
時間:12:00~19:00(最終日は17:00まで)
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大好きなインドのブッダガヤで村の少女たちに刺繍を教えながら、夜明け前からさまざまな姿で祈る人々のそばで、スケッチと坐禅に明け暮れる日々は、人生で 最も充実した幸せな時でした。インドと日本を行ったり来たりであっという間に20年が過ぎ、震災後日本に戻った折に少しずつ描きためた5年間の作品を展示 します。心にしみこんだ「祈り」の風景をどうぞ感じて下さい。
(沢本真理子)
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造形作家・沢本真理子による個展です。
沢本さんは、2000年3月に妹さんのガン闘病をきっかけとし、仏教の最高の聖地といわれるインドのブッダガヤへ祈りの旅に出掛けました。ブッダガヤの中心にある大菩提寺=マハボディ寺にて一日中祈りを捧げる人々の姿に感銘を受け、「祈り」をテーマに仏様やハスの花などを描いたろう染め絵の作品制作を続けてこられました。個展は2010年以来、9年ぶりの開催となります。
何工程も経て塗り重ねられた色彩が美しい作品の数々。強い想いが込められた作品には何かのパワーを纏っているように感じられます。
三聖樹(仏の悟りの地:ブッダガヤの菩提樹、涅槃の地:クシナガールの沙羅双樹、誕生の地:ルンビニーの無憂樹)の葉をインド綿にスタンプした作品や、14年程かけて集めた大菩提寺にある菩提樹の葉や枝を使用した菩提樹パネルなど大変貴重な作品も展示しています。
また一番奥の部屋では、インドで沢本さんから刺繍を習っていた少女達が制作した刺繍作品の展示販売も行っています。
「展示をきっかけに、少しでもブッダガヤという祈りの地に興味を持ってもらえたら」と話す沢本さん、基本的には毎日在廊される予定ですのでぜひお話を聞いてみて下さいね。