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長谷川泰子個展「思い出した風景」
【長谷川泰子個展「思い出した風景」】
会期:2021年2月2日(火)〜2月7日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
展示室:ギャラリー
作家・長谷川泰子による展覧会です。
※本展は昨年6月に開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により延期となっておりました。
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「ある時なにかのきっかけで記憶の細い線がつながり、遠い風景が浮かんでくる。
もうすっかり忘れてしまっていた風景、
ほんとうにあったことか、なかったことかわからない風景
ぼんやりした不安と出口の明るさを求める期待
目をつぶって見えてくる、思い出した風景を描いてみる。」
このコメントは、2020年6月の個展用に、まだ外出自由だった2020年3月に書いたものだ。
そのうちコロナの流行で先行きの見えない毎日となり、外出ができなくなり、個展を8か月先に延期してもらった。そんな中で絵を描くのは、落ち着かず不安だった。
今ではコロナの中での生活に私たちは慣れ、驚きも恐怖感も変化したが、このコメントは不思議にそのまま今の自分の気持ちにあてはまる。何年か後、こんな時代があったことを、遠い風景として思い出すことがあるだろうか。
〈長谷川泰子 / Hasegawa Yasuko〉
1953 大阪府生まれ
1981 京都市立芸術大学 大学院 油画科修了
https://www.dohjidai.com/…/hasegawayasuko…/
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装飾的な植物や不思議な風景の中に人物を描いた作品の数々。その人物(女性?)はじっとどこかを見つめていたり、何かを考えているような表情です。中には現在の社会状況を表すかのように口元をマスクで覆った人物もいます。これまでと大きく変わってしまった生活やこれから先の未来への様々な思いが込められているようにもみえます。
ぜひご高覧ください。