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2022.03.29 展覧会アーカイブ, 同時代ギャラリー展示, Exhibitions

人々の感性が研ぎ澄まされていた時代の記憶 1970-1980

「人々の感性が研ぎ澄まされていた時代の記憶 1970-1980」
2022.3.29 (tue)-4.3 (sun)
12:00-19:00(最終日は17:00まで)

人々の感性が研ぎ澄まされていた時代の記憶 1970-1980

※一部の展示撮影不可

上記会期のギャラリーはフォトグラファー・細谷秀樹さんの個展を開催。

1970年から80年代にかけて、「コム・デ・ギャルソン」の宣材写真、「フィガロジャポン」「ハイファッション」の誌面写真を手掛けておられた細谷さん。
今回、上記の宣材・誌面作品を中心に、すべてフィルムカメラで撮られた作品約70点を展示。


ハイセンスでお洒落で粋な作品たちが、ギャラリーをシックな雰囲気で満たしています。
コム・デ・ギャルソンのカタログ掲載写真や、イヴ・サン=ローラン、アンディー・ウォーホール等の70〜80年代にファッション・アートシーンを牽引したアーティスト・デザイナーの姿も。


70年代から80年代のファッションシーンといえばモードが台頭。コム・デ・ギャルソンやヨウジヤマモトといった日本のプレタポルテがフランス・パリに進出を始めた頃。今からみても全てがシックに見えるあの頃を、フィルムカメラで捉え表現した一枚一枚を、デジタルの中で育った若い人たちはなにを、どう感じるんだろう、と細谷さんは問いかけています。
ぜひご高覧ください。


フォトグラファー細谷秀樹の世界
HIDEKI HOSOYA PHOTOGRAOHIC EXHIBITION

現代のファッションの、すべての原点がそこにあった。
自分を表現する喜びが満ちあふれていた。
この国で育まれたみずみずしい感性が
自由という翼を得て、世界へ羽ばたいていった。
そんな時代の輝きを、捉えていたのはフィルム。
デジタルでは焼き付けられない
その美を、躍動を、まなざしを、今こそ
若い人たちの感性に、ぶつけてみたいと思う。

細谷秀樹/Hideki HOSOYA
1948年神奈川県生まれ。
日本大学芸術写真学科を卒業後、出版社に作品を持ち込み4日後にオファーを得る。
以後、当時は王道であったアシスタントを経ることなくフリーランスとして活動。
時代を代表する雑誌「ハイファッション」「マリ・クレール」「フィガロジャポン」等の表紙や誌面を飾る。
さらにDCブランドの広告写真や著名人のポートレートも数多く手掛け、現在に至る。

小部屋の展示は撮影禁止でしたが、山口小夜子さんや松任谷由実さんなどの俳優・モデルのポートレートの展示でした。
「より若い人がみたら、どう感じるのか」今回の展覧会のテーマ・願いでもありました。
デジタルな手入れなどなく、時間と労力をかけ完成される今回の写真。
そしてファッション界で日本人が大きく羽ばたいた時代のもの。
皆さんはどう感じられましたか?