同時代ギャラリーについて
同時代ギャラリー
同時代ギャラリーは、1996年「同時代性」をキーワードに、特定の美術ファンだけではなく、広く一般の人々が現代美術を気軽に楽しめるギャラリーとして誕生しました。
その表現手法は、平面・立体・インスタレーション・パフォーマンス・映像・ライブ・トークショーなど多岐にわたります。
同時代ギャラリーが所在する「1928ビル」は、1983年に京都市の有形文化財に指定された歴史的建造物です。
京都の文化・アートシーンの中心部ともいえる、三条通御幸町角に位置し、付近には近代建築が点在しており、「1928ビル」にて発信される文化は過去と現代を融合させ、未来へとみちびいているかのような独特な雰囲気を漂わせます。
同時代ギャラリーは、移りゆく時代の中で京都のアートシーンを牽引しながら現代美術の可能性を問いかけ、新しい世代の作家を発掘、育てるインキュベータであり続けることや、社会文化としての美術を通じてアジア、欧米との交流を深めることを目標としています。
―同時代性をキーワードに、完成の無い「ギャラリー」という空間で、同時代を生きる表現者たちとともに、社会の有り様や生き方を問うー
同時代ギャラリーは、新時代を拓く創造力の源泉でありたいと願っています。
住所 | 〒604-8082
京都府京都市中京区三条通御幸町東入弁慶石町56 1928ビル2F |
---|---|
開廊時間 | 12:00~19:00(最終日は最長17:00迄)
※展覧会によっては最終日の時間が変わります |
休廊日 | 月曜日(祭日の場合は開廊) |
TEL/FAX | 075-256-6155 |
アクセス
1928ビルについて
京都市登録有形文化財
「1928ビル」は、昭和3年(1928年)に毎日新聞社京都支局として建設されました。設計は「関西建築界の父」ともいわれる武田五一によるもので、旧社章を象った星形の窓やバルコニー、正面入口のランプカバーや床のタイルなど、様々なデザインにアール・デコの影響が感じられます。その建築的な価値が認められ、1983年には京都市登録有形文化財に登録されました。
1998年には新聞社が移転し、建物の老朽化のため一時は解体の危機にさらされましたが、耐震改修や内装のリノベーションなどが行われ保存されることになりました。
現在ではレストランやアパレルショップ、ギャラリー、劇場が入るエンターテイメント施設となっています。創建当時の姿を残した現代的な雰囲気を味わえる歴史的建造物として、多くの方々に親しまれています。
現在は地下1F「アンデパンダン」1F「Human made 1928」2F「同時代ギャラリー」3F「ギア(GEAR)」といった飲食店やアパレルショップ、エンターテイメントなど多種多様な施設が入る複合ビルとなっています。
B1F INDÉPENDANTS
INDÉPENDANTSは、長年廃墟同然だった地階を様々なアーティストたちが創建当時の姿に復元、新たなデザインが加わり誕生しました。豊富な料理やお酒、不定期でジャズや若手ミュージシャンのライブも楽しめます。
1F HUMANMADE 1928
photo by Takako Kishi
3F GEAR
日本演劇史上初のロングラン公演回数3,000回を突破した人気のノンバーバル舞台『ギア-GEAR-』の専用劇場。言葉を一切使わず、表情や動きだけで物語を表現するのが大きな特徴で、大人から子ども、さらには海外からの観光客まで幅広く楽しむことができるエンターテイメントとして、各方面より注目を集めています。超至近距離で体感するマイム・ブレイクダンス・マジック・ジャグリングの超絶パフォーマンスや、プロジェクションマッピング等の最新技術を駆使したド派手な演出も必見です!
公式サイト
https://www.gear.ac/
アーティストによる看板・モニュメント制作について
同時代ギャラリーで作品を発表する作家のアイデアや技術が様々なところにいかされています。ビルにお越しの際は、あわせてぜひご覧ください。
photo by Kazuki Takada
1928ビルモニュメントおよび各種サイン
作家:若林 亮 / WAKABAYASHI Ryo
https://www.dohjidai.com/gallery/ artist/wakabayashiryo/
【モニュメント制作意図】
1928の数字をデザインし、ビルの「看板」と「モニュメント」の両方の役割を担うことを意識した。他にも1928年造のビルに違和感なく溶け込み、建設当時から共に時間を過ごしてきたかのように存在させること。しかし古くなりすぎないグラフィックにすること。錆びる鉄を素材とし、自然に経年変化させることでビルと調和させると同時に、これからの時の経過を視覚的に見せること。本体を板状のものにすることで鉄でありながらその物量感を軽減し、ビルの前で主張しすぎないようにすること等を意識した。(若林亮)
フロア案内
御幸町通入口の看板