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「大山一行×ラジオ」展 -1999年~2013年の軌跡-
今週のギャラリーは、《「大山一行×ラジオ」展 -1999年~2013年の軌跡-》です。
会期:2014年2月25日(火)~3月2日(日)
12:00~19:00(最終日は18:00まで)
今回は、同時代ギャラリーのオーナーである大山一行氏が、組織運営や放送番組の内容などあらゆる事柄を、地域の人達の手で作りあげる地域密着型のラジオ局を目指し活動した14年間の記録を展示しています。
1992年に、「コミュニティFM」という制度が生まれ、2003年には「京都三条ラジオカフェ」にて初めてのNPO放送局が開局しました。
現在では全国に数多くのコミュニティFM局が開かれ、そのうちNPO放送局は25局にのぼります。
大山氏は、そのほとんどのNPO放送局開設に関わってきました。
会場に掲示された資料からは、開局にいたるまでにどのような手続きや活動があったのかを辿ることができます。
また大山氏は、京都やその他地方だけではなく、自身の出身地である鹿児島県大隅半島や、奄美大島にまでネットワークをつくる試みも行ってきました。
こんなに離れた場所まで情報を発信しているんですね。
「コミュニティFM」という既存のメディアとは違った、新しいラジオ局をつくることによって、地域に活性化をもたらすことが、大山氏にとってのsocial artなのだそうです。
そして会場の真ん中には、簡易スタジオが再現されています。
防音設備として壁に設置されているのは?
・・・なんと大量の卵パック。
お金をかけないNPO局ならではのアイデアですね。
こちらのスタジオでは、3月1日(土)14:00~15:00にラジオ生番組の放送イベントを行います。番組の進行は大山一行、オープンマイク方式でどなたでも飛び入り参加OKです!テーマは「ラジオに未来はあるか?」
オンエア・・・「FM79.7MHz京都三条ラジオカフェ」「あまみエフエム ディ!」
皆様、ぜひお立ち寄り下さい。
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“2003年3月31日、日本で初めてのNPO放送局が放送を開始した。ギャラリーから生まれたラジオ局。10年後の現在全国のNPO局、25局。芸術が個人に解放されるように、ラジオも市民に解放されよ”大山一行 OYAMA Ikko