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2011.08.16
展覧会アーカイブ, Exhibitions, 2011
「繁る森の外」
会期:8月16日(火)~21日(日)
コラージュでは本日から夏池風冴さんによる個展
「繁る森の外」が始まりました。
「誰かの一言が景色の意味と、見る場所をすっかり変えてしまう、
ということがある。」
大学では漆工を専攻していた夏池さん、
自分が見ているものと見えていないものとその関係性を
一貫したテーマとして制作活動を行っていて、
表現の方法が写真である必然性はないと言います。
本展では、「見る」ことによって自分の内側にあるイメージと経験とが
絶え間なく覆い繁って深い森の様に風景を形作っていく過程で、
「数字」のもつ客観的な規則性が単純に意図的に世界の見方をずらし、
その森の外にある世界の広大な余白のようなものを表現しようと試みました。