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【Try to go over there】田中幹人
今週のギャラリー展示
【Try to go over there】
会期:2021年4月27日(火)〜5月2日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
写真家・田中幹人による展覧会を開催しています。
同時代ギャラリーでは、11年ぶりとなる2回目の個展開催となります。
鉄塔の上でポーズを決める人物。湖の水面ぎりぎりに浮かぶ人物。
マネキン?合成?という様々な疑問が出てきますが、、、写真にうつっている人物は全て作者の田中さんです。文字通り誰も行けない・行ったことがないような”あぶない所”へ田中さんが実際に行き、知人にシャッターを押してもらって撮影しているそうです。
何といっても「これだ!」という場所を探すのに時間がかかるとのこと。
会場には、その場所に辿り着くために使用したオリジナルの道具を展示しています。
ぜひご高覧ください。
田中さんの在廊日は4/27(火)4/29(木)5/1(土)5/2(日)です。ぜひ撮影にまつわるお話(裏話)も聞いてみてください!
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底が見えない水面から突き出た杭や
トラス構造の幾何学模様が美しい鉄塔の上など、
常識を備えた人なら近づかないような場所であればあるほど
「あそこに人がいたら・・・」と想像せずにはいられない。
そしてその“画” を残したくなる。
しかし、そんな所には誰も行ってくれない。
大抵の人は常識を備えているからだ。ならば自分で行くしかない。
故に、写っている人物は全て作者本人である。
MAMIYA RB6×7 を三脚に固定して構図と露出を決定し
自らその場所に立つ。
ある時は何度も水に落ち、ある時は眼鏡を紛失し、
信頼できる友人にシャッターを押してもらう。
フィルムで撮影するのは、実際にそこへ行ったという証である。
撮影後、フィルムをスキャンしてデータ化し
その“画” が持つ力が最大限発揮されるよう画像調整したのちプリントする。
その場所に出遭った時に思い描いた“画” がそのプリントには広がっている。
静謐で美しいこの世界の“どこか”
あり得ないはず、という固定観念を覆す“存在”
ヒヤリとニヤリが同時に込み上げる“緊張と緩和”
シャッターを押した者が作者なのではという“疑問”
そのすべてにどうしようもなく魅かれて、
私は次の場所を探し続けるのだ。
〈田中幹人 / Tanaka Mikito〉
1968年 京都市生まれ
1991年 嵯峨美術大学生活デザイン科専攻科卒業
2011年 同校非常勤講師就任
雑誌・広告・ポートレート等で活躍するかたわら、2003年より自らの作品「あぶない所へ行ってみよう」シリーズ製作開始。
【個展】
1994年 ギャラリー K1(京都)
1996年 ギャラリー K1(京都)
1997年 ギャラリー K1(京都)
1998年 カフェ ブラームス(京都)
2010年 「あぶない所へ行ってみよう」 同時代ギャラリー(京都)
【グループ展/受賞歴/アートフェア等】
1996年 清里フォトミュージアム・ヤングポートフォリオ買上
1998年 3人展 ギャラリーそわか (京都)
1999~2019年 How Are you, Photography?展 (京都)
2008~2019年 KAO展 (京都)
2010~2011年 KOBE HEART展 (神戸)
2011年 第13回京都現代写真作家展 優秀賞
2013年 第14回京都現代写真作家展 優秀賞
2019年 シアトルアートフェア(シアトル/米)
アフォーダブルアートフェア(バターシー/英)
コンテキストアートマイアミ(マイアミ/米)
2020年 ロンドンアートフェア(ロンドン/英)
アートオンペーパー(ニューヨーク/米)
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※緊急事態宣言が発令されている地域もございます。ご来場の際は、マスク着用、入り口での検温、手指の消毒など感染防止対策にご協力をお願いいたします。
4月27日のギャラリートークの映像です。