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2020.07.21 展覧会アーカイブ, コラージュプリュス展示

川野美帆 ドーニャの展覧会「7月23日におい、8月23日にうまれる」

【川野美帆 ドーニャの展覧会「7月23日におい、8月23日にうまれる」】
会期:2020年7月21日(火)〜8月2日(日)※7月27日(月)休廊
時間:12:00-19:00(最終日は18:00迄)
会場:コラージュプリュス

 

 

作家・川野美帆による個展です。
植物で染めた布に刺繍を施し、ビーズや刺繍糸などを縫い合わせたアクセサリーを「dona(ドーニャ)」として発表されています。今回の個展では、ピアスやブローチ、バングルなど36点の作品が並びます。

風景のようにも見える不思議な形や、人物の形など、印象的なモチーフの数々。淡い色合いの刺繍に、所々に配置されたビーズが質感のアクセントとなっています。
裏返すと土台は真鍮素材になっていますが、こちらの部分もモチーフの形に一つ一つ合わせて制作する特注のものだそうです。
細部までこだわって制作された、手仕事のあたたかさが感じられるアクセサリー。ぜひお手にとってご覧くださいませ。

 

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このビルに初めて足を踏み入れた私は10代後半。
陶芸の展覧会で、床や壁、ドアは時を超えて美しく、憧れの場所になった。

そして2020年7月21日から2週間、collage plusで展覧会をさせていただくことになった。
23日からはしし座で、その一ヶ月後は乙女座。
夏の力、始まっては終わること、生まれて老いること、時間を重ねること。

ドーニャはメキシコの言葉で年老いた女性、長く生きた女性への敬称。
布や糸の色はやがて色あせ真鍮の光は次第に影を持つ。
今あるものをこの場所に並べてみようと思います。

〈川野 美帆 / Kawano Miho〉
2004年 京都造形芸術大学(現京都芸術大学)美術工芸学科染織コース卒業
2006年 京都市立芸術大学大学院美術研究科(染織)修了
染色と刺繍、文様や装飾、女性の手仕事をテーマに作家活動を行う。
2019年より生成りや植物で染めた布に刺繍をし、真鍮を加工したアクセサリー「ドーニャ」を発表。
手芸、手仕事の社会性を模索し衣食分野とのコラボレーションやワークショップ、展示販売会を行う。
https://www.donaneedlework.com/

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たっぷりの植物を用いた会場装飾は森林食堂さん(とても人気のカレー屋さん)によるもの。ユーカリの爽やかな香りが漂う空間となっています。
HP:https://shinrin-syokudo.com/
Instagram @shinrin_syokudo