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2014.06.10 展覧会アーカイブ, 同時代ギャラリー展示, 2014

朴善化 / 藍の小品展

今週のコラージュは『朴善化 / 藍の小品展』です。

仏画の模写や、天然素材の岩絵の具や用紙を用いて日本画制作を行う朴善化と、滋賀県守山にて伝統的な藍染めを行う工房・紺九の五代目である森芳範氏による作品展です。

朴善化は煌びやかな金泥で描いた仏画と、様々な花を描いた作品の二種類を展示します。作品には、藍染め職人の森芳範氏の協力により、天然の藍から精製した顔料が使用されています。

ぱっと見ただけではわかりにくいですが、花びらの下地や表面に藍の絵の具を重ねることにより、陰影が出て奥行きのある画面が生まれるとのこと。

見れば見る程、繊細で丁寧な表現に引込まれます。

森芳範氏の藍染め作品は、藍の深くて濃い紺色を存分に味わえます。
暖簾や手ぬぐい、絹のスカーフやハンカチなど、1点1点微妙に異なる色合いに仕上がっており、美しいです。玄関に飾ったり、首に巻いたり、ポケットから少し見せたり、、、使い方も様々。

化学染料が主流となっている現在において、全て天然の藍のみを使用して染め上げた作品は大変貴重なものです。
お値段もお求め易いので、ぜひ手にとってご覧ください。

作家さんは毎日在廊されていますので、作品の制作方法や藍染めについてお気軽に聞いてみてください。

会期:2014年6月10日(火)~6月15日(日)
12:00~19:00(最終日は18:00まで)