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2014.08.05
展覧会アーカイブ, 同時代ギャラリー展示, 2014
第9回 鄭 復相 木漆造形展・鄭 炳蜜 漆芸展
韓国の作家、鄭 復相(Chung Boksang)と鄭 炳蜜(Chung Byungmil)親子二人による木漆芸作品の展示です。
会場に入って右側が父の鄭 復相さんの作品。左側が娘の鄭 炳蜜さんの作品となっています。
韓国の慶一大学校のデザイン学部教授である復相さんは、主に木工を専門とされています。今回は鉋で削った痕跡を卵殻や貝を用いて様々に表現した作品を展示。
今後はこのような道具の「痕跡」をテーマとしたシリーズの作品を展開していく予定だそうです。
炳蜜さんは、現在、京都市立芸術大学の大学院美術研究科の博士課程で産業工芸・意匠領域に在学し、漆工芸を勉強しています。
ビルや山、植物など具象的なモチーフから着想を得た作品は、どこか情緒的な雰囲気が漂います。
韓国の伝統的な文様を表した螺鈿、色漆や顔料による変塗など、繊細な技法にも注目してみてください。
お二人とも毎日在廊予定です。
皆様、ぜひお気軽にお越しください。
会期:2014年8月5日(火)~8月10日(日)
12:00~19:00(最終日は18:00まで)