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2014.11.11 展覧会アーカイブ, ギャラリーショップコラージュ展示, 2014

風景論

今週のギャラリーショップコラージュは『風景論』です。

龍谷大学写真部の学生、秋末一樹、中嶋凜、灰野源哉、橋本遊の4人による写真展です。

『われわれはカメラを手にした。一体、何を映すべきなのか、何故未だ、飽きもせずにファインダー越しに広がる風景を見つめているのか。われわれを激しく突き動かしている、得体の知れない何かを、今、われわれは見てみたいと夢想する。』(展覧会文より引用)

壁を埋め尽くす程に並べられた沢山の写真。
『風景論』をテーマに、4人それぞれが自由な視点で捉えた風景が広がります。

では各作品について少しご紹介します。

本遊『ひとり遊び』
「写真なんてやめてしまおう
ネガもプリントも全部燃やしてしまえ
夕闇に包まれた
人影の消えた晩秋の浜で
あの中平卓馬のように」
中嶋凜
「ドブみたいな世界でずっと他人からの
評価を気にし続けていましたが、それも時期に終わるのです。」
灰野源哉
「写真を撮ることで「今この時」を直ちに過去にして
思い出として所有したがる強迫的な欲望は、今を
充満させるべき自己が空っぽであるという事実に由来する」清水穣
秋末一樹
それらは、彼らが日頃目にするありふれた光景の一場面なのか、非日常的なものの一部なのか、過ぎ去った日々の光景なのか。。。想像がふくらみます。
ぜひご覧下さい。
会期:2014年11月11日(火)~11月16日(日
12:00~19:00(最終日は18:00まで)