今週のギャラリー展示は、『遊走–2015 翟建群 　水墨画展』です。

　　

今回は、様々な国の街の風景が描かれており、水墨画独特の筆感から、描かれている建物や土の匂いを感じます。
中には古き良き京都の民家の風景もあり、親近感が湧いてくるという方も多いのではないでしょうか。
是非お越し下さい。同時代ギャラリー

会期　2015年6月9日（火）ー6月14日（日）
12:00－19:00（最終日は18:00まで）

　

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最近、世界各地に行く機会が増えてきて、多様な風景と文化を現地で触れました。以前黄土の大地に漂う神秘感、雄大、蒼茫を感じ、其の感じのまま制作していましたが、今回の作品では水墨を使って、インド、日本、スペイン、フランス、ミャンマー、中国南地方などの見た感じを表現しました。
感じたままを描くことが画家の唯一の使命であり、その手法は水墨画的であれ、油絵的であれ、日本画的であれ、もはや重要ではない、正直に自分の心と向き合うこと、感じたことを最適な方法で表現することこそ最も大切なことだと私は考えています。これまで油絵・岩彩・水墨、三つの異なる材料を経て表現してきた私の作品には、水墨画的な筆法の裏に潜んでいる油絵的な透視法や現代日本画的な彩色感覚が無意識に表れていると思います。
翟　建群
2015年5月　北京

翟　建群（健群）Zhai jianqun
1995年西安美術学院油絵専攻卒業
2002年京都市立芸術大学大学院美術研究科日本画専攻修了
現在　中国美術家協会会員　陝西国画院特任画家
2013年中国当代書画名家精品展(タイ国)
「田園」個展（同時代ギャラリー）
2014年長安精神──陝西優秀中青年国画作品招待展（北京）
中仏建交50周年「文化中国」絵画作品展（フランス）
国際絵画作品展（ネパール）
個展9回主な収蔵
中国美術館、中国文学芸術基金会、陝西歴史博物館、陝西省美術博物館など

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