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「逢沢和子 第二回 回顧展」
「逢沢和子 第二回 回顧展」
2021.8.31-9.6
12:00-19:00 (最終日17:00まで)
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昨年2020年末に開催された、逢沢和子さんの回顧展。その第二回目をギャラリービスで開催しております。
1958年岡山市に生まれ、嵯峨美術短期大学を卒業。日本画家として製作を続け、2019年に奇しくも他界された逢沢さん。ご友人方に今でも「ガラシャ」と呼ばれ、慕われています。
「ガラシャ」という呼び名は、ご本人は「細川ガラシャと一緒」とお気に入りだったそうですが、呼んでいるご友人の真意は「彼女はガラスみたいな、繊細な人だったから」。
その話を聞いて作品を見ると、人物の表情や色使いに彼女の人柄が現れているような気がしてくるのです。描かれている女性たちはなんだかアンニュイな表情をしています。そしてタイトルが「夢」であったり「精」であったり、こわれやすいような、何か掴めないものであるのも意味深に感じます。
またある方は逢沢さんの作品は「パワーがある、パワーを感じる」とおっしゃいます。背景の色使いがパキッとしているし大きな作品が多いからかとも思いましたが、繊細ゆえの情念のようなものが、作品から現れているのかもしれません。
アンニュイなようで情熱が込められた作品の数々を、ぜひご高覧ください。
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逢沢和子
Kazuko AIZAWA
1958 岡山市に生まれる
1980 嵯峨美術短期大学卒業
1982 同、日本画専攻科修了
日展入選(同、83,84,85,86,90)
1991 個展(ギャラリー三条)
個展(岡山、天満屋)
1993 個展(ギャラリー三条)
2001 個展(ギャラリー中井)
2010 北星会展(名古屋、電気文化会館)
2019 12月26日 永眠 (行年62才)
2020 回顧展(同時代ギャラリー)
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