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Rui KIKUCHI “walk in a memory cloud”
Rui KIKUCHI “walk in a memory cloud”
2021.9.28 (tue)-10.3(sun)
12:00-19:00(最終日は17:00まで)
※10/1(金)は、ニュイ・ブランシュ開催のため22:00まで開廊します。
https://www.dohjidai.com/gallery/exhibition/20210928g/
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今週のギャラリーでは、菊池ルイさんによる個展「walk in a memory cloud」を開催しています。
菊池さんといえば、緻密なドローイング。そのドローイングを活かし、写真と、ライトを使ったインスタレーションを展示しています。
暗い部屋の中、白い展示台の上に浮かび上がる、ぼんやりと見える写真と菊池さんのドローイング。その展示台の間を抜けながら歩いている私たちは、タイトルのようにまるで雲を通して思い出を見て、その雲の間を歩くよう。
写真は菊池さんが2020年に撮った、出来事や場所が印象に残っているものを主に使っています。ドローイングとの間に和紙を挟むことで、「雲を通して見る」感覚を得ることができます。
ドローイングは菊池さんの感覚で描いているそう。その時の出来事や場所に対する感情、もしくはあとでその写真を見た時の菊池さんの感情の動きの現れなのかもしれません。
ドローイングと光のインスタレーションを、ぜひご高覧ください。
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同時代ギャラリーでは、9 月28 日から10 月3 日にかけ、ドローイング作家・菊池ルイの個展
「walk in a memory cloud」を開催します。
本展は10 月1 日に開催される、「ニュイ・ブランシュ2021」の協賛イベントです。
数ヶ月前に、仮想空間における音楽フェスを偶然体験した。そこには様々な国の人が国境と言うベールを 脱ぎ、数字で表される名前を纏い、美しい風景の中で、ただ流れる音楽を聴いていた。
思えばここ数年、文字を記憶したり、音楽を聴いたりといった習慣が無くなってしまった。 それと同時に記憶も何処か薄く、文字に至っては空で覚えることも出来なくなっている。瞬く間に風化す る記憶は、心地よくもあり、また虚しい。恐らく、身体を伴った憶え方では無いから、彷彿させる機会も 少なく、反復もないまま薄くなっていくのでしょう。 その背景には、急速に変化する時代に飲み込まれる有り様と、人として当たり前に老いていく姿を反映して いることに気づく。
このままいくと、過去の記憶だけが鮮明に残るのかとふと思い、自身の中で起きた変化を残すことにしました。
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菊池ルイ
Rui KIKUCHI
https://www.dohjidai.com/gallery/artist/kikuchirui/
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展示風景。
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昨年開催された「京都新鋭選抜展」にも出品した作品。
菊池さんの緻密なドローイングをよりみることができる。
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菊池さんから、「上から見たり写真を撮ったりするとより下地の写真が見えやすくなる」とのアドバイスが。なるほどその通り。
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菊池さんは2年に一回個展を開催いただいています。緻密なドローイングには毎回感嘆の声が。
今回の展示は、配線や電球の色合いやアクリル板の見え方など最後まで悩まれた個展でした。
ドローイングとインスタレーションを組み合わせた展示。次回も楽しみです。