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「元橋寛展 ~Gradation~」
「元橋寛展 ~Gradation~」
2022.3.29 (tue)-4.3(sun)
12:00-19:00(最終日は17:00まで)
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今週のギャラリービスでは、同時代ギャラリー企画展として「元橋寛展~Gradation~」を開催しています。
植物やパン、楽器など生活に身近なものをモチーフに、水彩画と銅版画でその姿をえがいています。
元橋さんは京都精華大学出身。版画を中心に制作されていました。
「描く」ということに対し、バランス・画材の特性・観客の視点や認識にそれぞれこだわっているという元橋さん。モチーフを写実的に描くというより特徴を捉えて描くそうです。
例えば植物の葉を見てみると葉脈や筋、葉のツヤ感がにじみでていて興味深いです。
一つ一つの作品をじっくり観察しながら楽しむのがおすすめ。
モチーフを描くときの光で色味が変わるグラデーションを特に意識した作品群です。
ぜひご高覧ください。
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~植物を主に、その他パン、布地などの水彩画や銅版画~
私はモチーフを自然光で描きます。光に統一感があり陰影が綺麗だからです。
自然光はモチーフを大切に扱っているようにも思えます。
昔から有る版画や水彩画で描かれた植物画に魅かれ描いてきました。植物画は、写真が発達していない頃、図鑑として書かれたもので、植物の特徴を説明するかのように描かれています。
モチーフと向き合い、象徴的に描く作業に魅かれます。精密に写すのではなく、モチーフのいい特徴を強調して描きたい。花なら徐々に移り変わるグラデーションの表情を強調したいです。
元橋寛/Hiroshi MOTOHASHI
1962年京都生まれ。京都精華大学にて油画、テンペラ画、銅版画等を学ぶ。
<Exhibitions>
平安画廊(京都)、スペースR(芦屋)、神戸そごうプチギャラリー(神戸)、ギャラリー銀座(東京)、ガーデンミュージアム比叡(京都)、ギャラリーからころ(高槻)、ギャラリーセンティニアル(大阪)など現在まで個展多数。
<Activities>
大阪ヴォーグ学園・水彩画教室(大阪)、A&Cギャラリー・銅版画教室(大阪)、大東市生涯学習センター・銅版画教室(大東市)、安満サイトパーク・水彩画教室(高槻市)