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2023.07.17 展覧会アーカイブ, 同時代ギャラリー展示, 2023

おとな と こども が使う家具の探究

場所:ギャラリー

会期:2023.7.17(mon) – 7.23(sun)

時間:12:00〜19:00(最終日は17:00まで、月曜休廊)

https://www.dohjidai.com/gallery/exhibition/a20230717/

 

 

おとな と こどもが、長い間一緒に使う必要性を探究するよりも、
少しでも互いが家具を通して関わることで、新たな家族の時間が生まれることに可能性を見出だす探究です。
家具は、使う時だけ収納から取り出して使用するのではなく、常に暮らしの中に存在し続けている物です。
常に在るからこそ生み出せる家族間の関わり合いがあり、そこから生まれる家族の新しい時間があります。
そのような視点でスタートした2022年発表の家具4点に加えて、今年は9点の新作家具を展示いたします。
展示会場では、受注販売も受け付けております。
ぜひご高覧を頂き、家具にできる事 について考える良き機会となれば幸甚です。
― 大切なポイントは「関わり」―
 ・おとなが家具を使っている時に、どのようにすれば こどもがその時間に関わることができるか
 ・こどもが家具を使っている時に、どのようにすれば おとながその時間に関わることができるか
 ・関わった結果、何が生まれるか
 そんなことを自身の研究をベースに、一志様や学生達と共に探究できれば良いなと思いました。
―「関わり」を掘り下げるために考えるべきこと―
  おとなのとる どんな行動に、こどもが寄り添うか
 こどものとる どんな行動に、おとなが寄り添うか
 おとなの過ごす どんな時間に、こどもが寄り添うか
 こどもの過ごす どんな時間に、おとなが寄り添うか
その寄り添いの結果、暮らしの中に新たに生まれる時間は どんな時間なのか?
― 関りを生むために 寄り添うこと ―
  これが、この探求の根本になる考え方です。大江 孝明
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<製作:創作工房 一志家具製作所>
代表 市川一志。 図面に書かれた線の一本一本が持つ意味を丹念に理解し、素材の持つ特性を引き出して製作する職人集団。
柔軟な発想とチャレンジで、パートナーとなる人々と共創する事をモットーとしている。
<リサーチ & ディレクション:大江 孝明>
京都芸術大学 教授。道具と人との間に新しい関係性を構築する研究、或る道具だからこそ果たせる役割の研究、文化を持続するための道具の研究の3つを柱に研究を実施。KONSTFACK(Sweden)など、海外の大学でも教鞭を執る。
研究の詳細 https://www.t-oe.info/