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2024.06.11 展覧会アーカイブ, 同時代ギャラリー展示, Exhibitions, 2024

秘める

場所:ギャラリー
会期:2024.6.11(tue) – 6.16(sun)
時間:12:00〜19:00(最終日は17:00まで)

https://www.dohjidai.com/gallery/exhibition/b20240604/

表には現れない内部にもっているもの。

内部に持っているものは時に言葉でうまく表現できないもの。
感情、思考、喜びや悩みなどそれらは外部には見えない部分にある。
表には現れないものも自分自身の一部である。
何一つ変わらない強く熱い気持ちがここにある。

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失敗も自分の弱さを受け入れることで成長や学びが生まれ人生や作品がより豊かで面白くなり楽しくなると思う。作品は我が子。作品が生き続けてほしい。鑑賞者にとって私の描いた作品が不気味であっても一生忘れない作品を描きたい。前世も今も過去も私なんだ。人間の持っているパワー、限界のないパワー。魅力的な作品を作りたい。その為には自分が魅力的な人にならないといけない。色んなものを見て挑戦をして失敗し問題にぶつかったとしても逃げる力ではなくその問題について嚙み砕ける力をつけないといけない。自分の弱さも受け止めて逃げないように。メトロポリタン美術館で大好きなポロックの作品を見た。心が躍るくらいわくわくした。実際に作品を目の前にすると電流のようなものが走り自然と涙が流れて自分の悩みはちっぽけだと実感し死ぬまで描くと誓った。何偽りなくありのままの姿で制作し作品に表現する。もう全ての事が自分自身のエネルギーになる。描くという事。こんなに楽しい事を知ったら辞める事なんか出来ないし離れられない。絵画が人の気持ちを動かせる。楽しんだりする事だけではなく苦しんだりする事も幸せなのかもしれない。今を生き今を生かされてるのだから。こうして生きてる今も世界では苦しんでいる人達がいる。戦争や貧困社会、育児放棄、L G B T Q の人達の生きづらさ。今後会うことのない人達へ自分の絵画を通して人々の繋がり彼らの苦しみや課題に対して何かを提供出来ると信じ、死ぬまで描き私の描いた作品で人の気持ちを動かしたい。描くことや表現することで共感や理解を生み出し誰かの心に寄り添うことが出来る大きな力になる。今こうして生きていることは生まれてきたことは当たり前の事なんかじゃなく奇跡で運命だと思う。生まれてきて今に至るまでこれから先の未来、、、その定めなのかもしれない。

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梅本真衣
1996 年 京都市生まれ
2016 年 京都精華大学造形学科洋画コース入学
2019 年 京都精華大学造形学科洋画コース卒業
2023 年 バンタンデザイン研究所大阪校グラフィックイラストデザイン科入学
2024 年 バンタンデザイン研究所大阪校グラフィックイラストデザイン科卒業