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2021.06.22 展覧会アーカイブ, エントランス展示, 企画展, Exhibitions

【Entrance Exhibition Vol.4】 中村えい子 『架空植物―1号―』

【Entrance Exhibition Vol.4】
中村えい子 『架空植物―1号―』

離れていても
バラバラじゃない
どこかでちゃんと 繋がっている。

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先日まで藤原正和さんのダニ君を置かせていただいておりましたエントランス展示。
今週からは中村えい子さんの『架空植物―1号―』を展示しております。
エントランスの天井、窓、壁にハイパーヤーン、糸、椿の皮で作られた、どこか温かみのある「架空植物」がいます。
繋がりひろがる糸、繊維。
エントランスという場所で「人」が交わってこそ完成する作品なのではないでしょうか。
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中村えい子
Eiko Nakamura

神戸市生まれ、京都府京田辺市在住。
藤川デザイン学院でテキスタイルを学ぶ。
畦道に捨てられていた茄子の根っこに出会い、植物の生き方に興味を抱き、2016年以降は、各地の個展グループ展で植物をテーマに作品を発表している。

最近の主な展示はインスタレーション。
糸のほか、様々な素材(楮、トウモロコシの皮、染和紙、裂き布)等を織り込む。
展示する空間と織り作品の「こうしてほしい」という声を聞きながら、テーマに沿って現場で「作品」を完成させていく。