場所：ギャラリー
会期：2024.9.3(tue) – 9.8(sun)
時間：12：00〜19：00（最終日は17：00まで）

https://www.dohjidai.com/gallery/exhibition/a20240903/

私にとってこの世界を生きることが泳ぐように感じることから「swim」と名付けてみた。
水分を含んだ大気の中でもがき、息つぎをし、ときには流れに身を任せているさまが泳ぐ感覚に近いと常々感じていた。それは定まらない生き方をも反映しているようでしっくりとくる。
そしてまた、自らが画布の中を泳ぐように、今生きている感覚を浸透させたいと思う。

滝村彩子

生への問いを根底に、日々のなかで享受した気づきを身体感覚に根ざした視点から線や色を扱い具現化しようと試みています。
生きるため（泳ぐため）に必要な “水”は、日本画に重要な要素としての“水”でもあり、その“水”を感じる表現の可能性に着目しています。自然の現象・形象からなる造形を探りつつ、水分を含んだ色彩やにじみ、にじみがもたらす線、それらが偶然と必然のなかで作用し合い生まれるかたちを、画材の特性を活かし表現できないかと模索しています。

2001　京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻（日本画）修了
2005　京都市立芸術大学大学院美術研究科博士（後期）課程美術専攻（日本画）単位取得満期退学

《出品および受賞歴》
1998 創画展　入選（同99〜00、02〜05、07〜23年 ）
1999 京都春季創画展　入選（同00〜18、20〜24年）
京展　入選（京都市美術館/同00、12、14、15年）
2000 川端龍子賞展　佳作賞（和歌山市市民会館/同02年佳作賞）
2004 第22回上野の森美術館大賞展　入選（同06、08、13年）
2009 京都　日本画新展　（美術館「えき」KYOTO/同13年、11年優秀賞）
2015 第26回臥龍桜日本画大賞展 　奨励賞（高山、岐阜/’18、’21入選）
第42回創画展　奨励賞
2017 DOJIMA RIVER AWARDS 2017-NUDE-　入選

《個展、主なグループ展など》
2006 蝉の会（花岡画廊/神戸 同07、08年）
2007 創層展（京都市美術館別館/同08〜11年）
2009 個展（みやこめっせ美術工芸ギャラリー/京都 同14年）
2010 個展（大和画廊/岐阜）
2011 個展（河原町画廊/京都）
2015 個展（Art Space-MEISEI/京都 同18年）
2016 池田知嘉子・滝村彩子 二人展（アートライフみつはし/京都）
2018 MEISEI日本画展（Art Space-MEISEI/京都）
2019 京都 日本画新展 in 二条城〜100人の画家・嵯峨野線を旅して〜
2020 日本画・絵画論 展（Art Space-MEISEI/京都）
2021 筍々会展2021（京都府立文化芸術会館/京都 同22年）
2023　「日本画・絵画論」を紐解けば（同時代ギャラリー/京都）