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若林亮 個展「循環する只中に」
【若林亮 個展「循環する只中に」】
会期:2020年11月17日(火)〜11月22日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は17:00迄)
会場:メインギャラリー
作家・若林亮による個展です。同時代ギャラリーでは2017年に続いて2度目の開催となります。
主に鉄素材を扱い立体造形表現やインスタレーションを制作する若林さん。今展では鉄板を使って壁面全体を覆うインスタレーションを発表します。
表面に無数に広がる波打つ模様は、ギャラリーがある1928ビルの周りにみえる風景をイメージして描いたものだそうです。床にも注目してみると、所々の窪みに埋め込まれた鉄板の欠片がみつかります。
流動的な環境、時間、人、物・・・自分の周りにある全てのものに対して静かに思いを巡らすことのできる空間となっています。
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溶かされ、
再利用される鉄は
水のように世の中を循環し続けている。
見渡して見えるモノのほとんどが
その循環の”一時”の状態であり
その環は回り続けている。
今日手に取った道具や使った家電
乗った電車、帰る家。
常に自分の回りに在り、
それは体内をも循っている。
錆や血の匂いを嗅いだ時にふと
そんな循環のただ中に立っていると思う時がある。
〈若林亮 / WAKABAYASHI Ryo〉
1985 大阪府生まれ、京都府在住
2010 京都精華大学大学院芸術研究科修了
主な作品・展覧会・プロジェクト
2009/2012 大地の芸術祭 越後妻 有アートトリエンナーレ(新潟)
2015 Open Field Seoul Kyoto (弘益大学 ソウル)
2013/2016 瀬戸内国際芸術祭 (高見島 香川)
2017 個展「屹立する情景」 (同時代ギャラリー 京都)
2017 ART RAINBOW PROJECT 2017 in KOREA
2018 ART RAINBOW PROJECT 2017 in GERMANY
2018/2019/2020 京都府 新鋭選抜展 (京都文化博物館)
2020 個展「Dairy Work」 (京都 JARFO アートスクエア)
2020 個展「彫刻と人、その空間において」 (JARFO 京都画廊)
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