Exhibition

展覧会情報

グルッポ・ルーチェ 第14回合同展

青木隆幸 オカダミツヨ かわたなおこ 熊谷隆 F・ゴーツ 星野倫 山本高

場所: ギャラリー
会期: 2022-09-19(月) ~ 2022-09-25(日)
時間: 12:00 -19:00 (最終日17:00 まで)

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展覧会内容

gruppo luce

写真の成立要件は、光と暗箱と感光材料の3つですが、その中でも最も重要な
要素である光を意味するイタリア語「ルーチェ」をわたしたちのグループ名とし
ました。わたしたちにシャッターを押すその瞬間を教えてくれるのは、かすかな
気配を通じた光の合図にほかならないからです。グルッポ・ルーチェは、結成13
年のグループですが、定期的に作品をもちより、合評をともにしながら、
切磋琢磨を続けています。そして、年1回の合同展を、それぞれが自らの
コンセプトを構築し、活動を続けてゆくためのマイル・ストーンとして位置づけ、
継続的に取り組んでいきたいと考えています。

gruppo luce, la tredicesima mostra
グルッポ・ルーチェ 第14回合同展
2022.9.19-9.26 同時代ギャラリー

アーティスト詳細

■青木 隆幸 「WATERFRONT 13」

目に写る海。
目に見える海。
いつもの海。
記憶される海。
私達のある日の海である。

青木 隆幸(あおき・たかゆき)
和歌山県和歌山市生まれ
2008年 京都造形芸術大学 卒業
所属:日本写真芸術学会・ピンホール写真芸術学会会員
個展 2008年12月「RIVERSIDE」ぎゃらりー・きょうばて 奈良市
〃 2009年5月「RIVERSIDE」小野町デパート 和歌山市
グループ展 2021年9月「グルッポ・ルーチェ 合同展」同時代ギャラリー 京都市

■オカダミツヨ 「fusion」

主体と背景が融合し、ひとコマに凝縮される。

幻想的な趣きを持った非現実的な空間が現れた。

多重露光や合成処理ではない不思議な世界。

オカダミツヨ(おかだ・みつよ)
兵庫県生れ、伊丹市在住
2008年 京都造形芸術大学卒業
日本写真芸術学会会員
ピンホール写真芸術学会会員

個 展
2008年7月 「太陽に一番近い場所」(東京/プンクトゥム)
2010年1月 「雨の向こうへ」(大阪/フォトピア)
グループ展
2013年10月 「視界 写真家6人展」(大阪/壹燈舎)
2015年5月  「大阪写真月間 写真家150人の一坪展」(大阪/キャノンギャラリー)
2019年12月 「京都写真展」(京都/マロニエ)
2021年9月  「グルッポ・ルーチェ 合同展」(京都/同時代ギャラリー) 他

■かわたなおこ 「通りすがりの風景」

人のいる風景と犬一匹

通りすがっただけですがまた出会いましょう

かわたなおこ
2008年 京都造形芸術大学通信教育部 写真コース卒業

■熊谷 隆 「PARKLIFE」

気持ちいい景色に出会えるだけで幸せ。

天気がよいだけでラッキー。

身近なところにいい空気があふれているんだよなと

コロナ禍を経験して思う。

熊谷 隆(くまがい・たかし)
1977年生 大阪在住
2008年 京都造形芸術大学通信教育部 写真コース卒業
グルッポ・ルーチェ合同展(2009年~京都同時代ギャラリー)
冬の引き出し展(2012年、大阪Port Gallery T)

■F・ゴーツ 「水のような空」

薄明い林の中からは、時々風とは云へぬ程の風が、気軽さうな囀《さへづ》りを漂はせて来た。
「駒鳥や鶸《ひは》が啼《な》いて居ります。」
トルストイ夫人は首を傾けながら、独り語《ごと》のやうにかう云つた。
徐《おもむろ》に沈黙の半時間が過ぎた。
その間に空は水のやうになつた。同時に遠近《をちこち》の樺の幹が、それだけ白々と見えるやうになつた。
駒鳥や鶸《ひは》の声の代りに、今は唯|五十雀《ごじふから》が、稀に鳴き声を送つて来る、――トウルゲネフはもう一度、疎《まばら》な木々の中を透かして見た。
が、今度は林の奥も、あら方|夕暗《ゆふや》みに沈んでゐた。

山鴫(芥川龍之介)より

F・ゴーツ
1953 年東京生まれ、2006 年京都造形芸術大学卒、大阪、岐阜在住、会社員を続けながら写真も続けている。

主な個展
2007年「WALLS walls-0.0.1」ぎゃらりー・きょうばて(奈良市)
2008年「WALLS walls-1.0.0」Roonee 247 photography(新宿区)
2009年「galaksioj【epo】」京都工芸繊維大学 美術工芸資料館(京都市)
2010年「Galaxies」 同時代ギャラリー(京都市)

■星野 倫 「SHIMAMOTO TOWN, 2022」

CITYではなくTOWN。
それが私の住む場所だ。
ゆっくりと衰退に向かう日本の(あるいは近代社会の)
小さな片隅に
それでも人々は生き、私も生きている。
2022年のSOCIAL LANDSCAPEである。

星野 倫(ほしの・ひとし)
1955年、京都市生まれ。
2008年、京都造形芸術大学通信教育部写真コース卒業。
個展:「Portraits with Portraits」(2008年、同時代ギャラリー)
グループ展:大阪写真月間2018「写真家150人の一坪展」(2018年、オリンパスギャラリー大阪)他

■山本 高 「UTUTU no YUME」

とる みる おもいだす かく とる
みる かんがえる かく
という行程。 持続可能というより
外からも内からも求めて、
ただ、続けている。

山本 高(やまもと・たかし)
2009年 京都造形芸術大学 通信制 写真コース 卒業