展覧会情報
グルッポ・ルーチェ 第16回合同展
青木 隆幸 オカダミツヨ
かわたなおこ 熊谷 隆
F・ゴーツ 星野 倫
山本 高
場所: | ギャラリー |
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会期: | 2024-09-23(月) ~ 2024-09-29(日) |
時間: | 12:00-19:00 最終日17:00まで |
展覧会内容
写真の成立要件は、光と暗箱と感光材料の3つですが、その中でも最も重要な
要素である光を意味するイタリア語「ルーチェ」をわたしたちのグループ名とし
ました。わたしたちにシャッターを押すその瞬間を教えてくれるのは、かすかな
気配を通じた光の合図にほかならないからです。グルッポ・ルーチェは、結成16
年のグループですが、定期的に作品をもちより、合評をともにしながら、
切磋琢磨を続けています。そして、年1回の合同展を、それぞれが自らの
コンセプトを構築し、活動を続けてゆくためのマイル・ストーンとして位置づけ、
継続的に取り組んでいきたいと考えています。
アーティスト詳細
■青木 隆幸 「WATERFRONT 14」
目に写る海。
目に見える海。
いつもの海。
記憶される海。
私達のある日の海である。
青木 隆幸(あおき・たかゆき)
和歌山県和歌山市生まれ
2008年 京都造形芸術大学 卒業
所属:日本写真芸術学会・ピンホール写真芸術学会会員
個展 2008年12月「RIVERSIDE」ぎゃらりー・きょうばて 奈良市
〃 2009年5月「RIVERSIDE」小野町デパート 和歌山市
グループ展 2023年9月「グルッポ・ルーチェ 合同展」同時代ギャラリー 京都市
■オカダミツヨ 「Rays」
光は空間上にはっきりと知覚されるにも関わらず、物質的な境界面はない。
光の境界の認識は曖昧である。認識上に存在するかしないか。
存在や境界が曖昧な世界に没入するとき、視覚や存在の思い込みから解放されて物の見方に変化が訪れる。
オカダミツヨ(おかだ・みつよ)
兵庫県生れ、伊丹市在住
2008年 京都造形芸術大学卒業
日本写真芸術学会会員
ピンホール写真芸術学会会員
個 展
2008年7月「太陽に一番近い場所」(東京/プンクトゥム)
2010年1月「雨の向こうへ」(大阪/フォトピア)
グループ展
2013年10月「視界 写真家6人展」(大阪/壹燈舎)
2015年5月 「写真家150人の一坪展」(大阪/キャノンギャラリー)
2019年12月「京都写真展」(京都/マロニエ)
2023年 9月「グルッポ・ルーチェ 合同展」(京都/同時代ギャラリー) 他
■かわたなおこ 「路上カフェ」
おそらく何気なく座って
おそらく何気なくお茶をして
おそらく何気ない日常
かわたなおこ
2008年 京都造形芸術大学卒業
■熊谷 隆 「swaying time 」
歩く。前へ進む。
揺れる時間、それが心地よい。
熊谷 隆(くまがい・たかし)
1977年生まれ
2008年 京都芸術大学通信教育部 写真コース卒業
グルッポ・ルーチェ合同展(2009年~京都同時代ギャラリー)
冬の引き出し展(2012年、大阪Port Gallery T)
■F・ゴーツ 「遥か彼方へと続く壁たち」
ある日、埋立地の水路の橋を渡ると、遥か彼方に、これまで撮影してきた壁たちが見える。
陸地から海へと渡る橋の上から、壁面のバリエーションが次々と現れる。しかし、それは壁面だけではない。
船、物、水面、空といった多様なランドスケープが視界に広がる。昨日まで見えていたものは何だったのか。
気がつけば、様々な景色が今も昔も撮影者を取り囲んでいたのだ。
F・ゴーツ
壁の連作写真を追求し続け、新たな地への移住を経て、その探求はさらに深まっている。
1953年、東京の街で生まれ、2006年に京都造形芸術大学を卒業。
現在は吹田と横浜を拠点に活動を展開し、会社員としての生活と並行して写真の世界を追求している。
主な個展:
2007年「WALLS walls-0.0.1」ぎゃらりー・きょうばて(奈良市)
2008年「WALLS walls-1.0.0」Roonee 247 photography(新宿区)
2009年「galaksioj【epo】」京都工芸繊維大学 美術工芸資料館(京都市)
2010年「Galaxies」 同時代ギャラリー(京都市)
■星野 倫 「Kyoto tourism, again」
コロナが一段落して、京都の街にまた、外国人観光客が
戻ってきた。記録的な円安のせいもある。だが、心配し
ていたようなオーバー・ツーリズムよりもむしろ、リピ
ーターや目的を持った個人旅行者の増加を感じる。それ
ぞれが自分のやりかたで、京都を楽しんでいるようだ。
星野 倫(ほしの・ひとし)
1955年、京都市生まれ。
2008年、京都造形芸術大学通信教育部写真コース卒業。
個展:「Portraits with Portraits」(2008年、同時代ギャラリー)
グループ展:大阪写真月間2018「写真家150人の一坪展」(2018年、オリンパスギャラリー大阪)他
■山本 高 「UTUTU NO YUME – drawing -」
気になる景色を写真にする。何に惹かれたのか覚えていない。思い出すように景色をなぞる。
その筆跡は新たな光を呼び起こし、もう二度と元の景色は現れない。それがイイ。
山本 高(やまもと・たかし)
2009年 京都造形芸術大学 卒業