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2017.06.08 ニュース, アーティスト・イン・レジデンス

【展覧会】アリアン・モノ&ヴィルジニ・ジャキエ 二人展

7月に開催される「COLLECTING TIME 2017」(京都×ジュネーブ交換プロジェクト)の会期にあわせて法然院にてスイス人アーティストによる展覧会を開催いたします。

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『アリアン・モノ&ヴィルジニ・ジャキエ 二人展』

会期:7/5(水)〜7/16(日)※7/10(月)は閉館
時間:12:00〜17:00 ※最終日は15:00まで
場所:法然院・講堂
後援:スイス大使館

※アリアン・モノは、COLLECTING TIMEのコーディネーターであり、第1回目の京都展の出品作家でもあります。

〈法然院〉http://www.honen-in.jp/
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
【アクセス】
・阪急電車「河原町駅」より市バス32系統銀閣寺前行「南田町」下車 山に向かって徒歩5分
・JR「京都駅」・京阪電車「三条駅」より市バス5系統岩倉行「浄土寺」下車 山に向かって徒歩10分
・京阪電車「出町柳駅」より市バス錦林車庫行「浄土寺」下車 山に向かって疏水を渡り徒歩10分

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〈Artist〉

Ariane Monod / アリアン・モノ

www.ariane-monod.ch

1975年、スイスのモントルーに生まれる。

《 アリアン・モノの絵画や木炭作品は、彼女が数々の旅のさなかに拾い集めた記憶を、壁面上にスクロールするかのごとく、パノラミックに展開する。水平に広がる構図と、アンフォルメルな色調の連鎖。それがために絶えず揺らぎつづける表象は、記憶と夢がしだいに薄れていくような性格を帯びている。それは、一本の映画フィルムがまるごと現像されるのを目の当たりにする感じである。完璧にコントロールされた技術のもと、この造形作家は、数メートルにわたる水平線をなす金属板上に、顔料を置き重ね、無限に変化させる。きらめく絹糸のように混じり合う色調のハーモニーには、どこか楽しさが感じられる。風景というよりはむしろ水のような、あるいは大気のような感触を生じている。作家がこの画廊の一壁面にえがいた素描には、うたかたの夢かげろうが、まさに字句どおり具現化されている。木炭が残した軌跡が織りなす風景は、展覧会終了時には消え失せるはずの、はかない運命にある。》
ニコル・クンス, フェルム・ド・ラ・シャペル, 2013

 

 

 

 

 

 

Virginie Jaquier / ヴィルジニ・ジャッキエ

1973年9月11日, ジュネーブに生まれる。
1995年-2000年, ジュネーブ美術高等専門学校に学ぶ

私の作品は、動植物界からインスピレーションを得ています。かたや、アリクイやモグラ塚から。地下で結ばれ、保護し、隠蔽しているネットワークの、可視的な隆起から。かたや塊茎から。それは, 植物の永続性を確かなものにする備蓄器官です。
生存のための秩序が保たれていると同時に、絶え間ない泡起状態にあるけれど、しかし外界からは全く静かで不透明な、不可視の世界の喚起です。